• Twitterのプラットフォームについて

    2010年5月27日木曜日

    価値を持続させること
    Twitterの未来について議論するときには、価値を持続させるプラットフォームを構築できるメカニズムについてフォーカスします。このようなプラットフォームの拡張性を確保して構築する際に最も重要な3つのメカニズムは、プラットフォームの機能として安定的なAPIを提供すること、長期的に安定性を保証すること、そしてユーザー体験の価値です。

    このブログ記事の目的は、何をわれわれが構築していてどのように我々の会社やエコシステム維持していくか、多数のエコシステムのパートナーにとってどこにビジネスチャンスがあるかを説明することにあります。

    Twitterはオープンでリアルタイムに紹介・情報共有できるサービスです。1日に何百万という人やトレンド、コンテンツ、URLリンク、組織、リスト、会社、製品やサービスを紹介しています。この結果、人々の関心を示したグラフがダイナミックかつリアルタイムに描かれます。刻一刻と、Twitter上にある広大なネットワークには、人々のさまざまな関心事が映し出されます。われわれは、これらの人々、組織、サービス、われわれに興味を持ってくれているユーザーをフォローしますし、その後彼らはわれわれをフォローします。

    このリアルタイムでオープンな情報プラットフォームを育成するために、われわれはシンプルに情報の発信と取得ができるネットワークやこのネットワークへのアクセスポイント、例えば、www.twitter.com、m.twitter.com、twtr.jp やiPhone、BlackBerry、Android端末向けの
    いくつものTwitterブランドのモバイルクライアントを提供しています。また、このアクセスポイントをサードパーティが作成できるように完全なAPIをネットワークの機能として提供しています。われわれは、タイムライン形式のネットワーク内のコンテンツの真正さや妥当性を維持する努力をしているし、引き続き膨大な時間とお金をかけて、ユーザーの喜びや満足感を醸成していきます。最後に、われわれはアノテーション(注釈)機能や位置情報から企業に対してサポートチケットを送ることができるヘッダーまでの幅広い範囲でイノベーションを可能とするネットワークの拡張性を確保する責任があります。既に10万以上のTwitter APIを利用したアプリケーションが存在しており、数ヶ月以内にはアノテーション機能によってさらなるプラットフォームの劇的な拡張を予測しています。

    われわれの責任範囲は拡大しています。Twitterは、健全性、信頼性、ネットワークの規模、Twitterブランドのエンドポイント(SMSやWebや他のメジャーなプラットフォームでのクライアント、Twitterブランドのウィジェット)、継続的なユーザー体験、収益モデルの確立などに対して責任があります。これらの各々に対して、できる限りの最高の体験を提供していきます。

    エコシステムの透明性
    先月開催した開発者向けカンファレンスChirpで、開発者が透明性を欲しているという明快かつ強い要望を聞くことができました。透明性とは、われわれが提供するべきものと考えているもので、エコシステムをTwitterがどのように提供しようとしているか、どこに線引きがあるかといったことです。われわれは提供するサービスや責任範囲についてのプラットフォームにおけるアウトラインを固めています。また、エコシステムに対してより透明性を提供するために、誠実さ、健全性、ネットワークの価値を保全するための境界線をより詳細に定義していくつもりです。

    われわれは今や200人以上の従業員を抱え、必要に応じてさらに投資をしていく計画もあります。この投資を長持ちさせるために、われわれは Promoted Tweets を発表しました。これらのツイートは検索の上位にタイムライン上に表示されますが、真正さや妥当性を維持する方法を持っています。われわれが既に発表している通り、レゾナンスのような革新的な指標を使うことで、ユーザーにとって納得感がありユーザー体験を高める場合に限り Promoted Tweets を表示させるようにしていきます。

    われわれの主な関心は長期的な健全性やネットワークの価値ですこのため、直近の収益機会を捨ててまでもユーザー体験におけるPromoted Tweetsの影響を注意深く計測しています。
    リアルタイムの紹介や情報による重要な体験がユーザーにとって守られて、広告主、ユーザー、Twitterエコシステムにとって長期的な成功に目を向けることが重要です。この理由により、Twitter APIを活用したいかなるサードパーティであっても、タイムライン上にPromoted Tweets以外の広告を挿入することを禁止します。われわれはこの宣言による意図を明確にするために利用規約を更新するので、更新版のAPI利用規約を一読することをお奨めします。

    われわれが、これらの広告を禁止する理由は以下の通りです。まず、サードパーティのアドネットワークは、Twitterが提供する唯一無二なユーザー体験を保護することが必ずしも求められていないことです。彼らは、長期的に健全性を保つTwitter プラットフォームの上で、マーケットシェアや短期的な収益を最優先として考えているかもしれません。例えば、サードパーティのアドネットワークは、ユーザーが不満を抱くことでTwitterの利用が減少傾向となることを誘発する可能性があっても、インプレッションやクリックスルー率の最大化を目指すかもしれません。

    次に、ユーザーに利益をもたらす永続的なアドネットワークの構築の基本は、短期的な収益化ではなくイノベーションに置かれるべきだという点です。Twitterプラットフォームの長期的な健全性や価値に対してTwitterは責任を負っていますし独自に依存もしています。従って、Promoted Tweetsで必ずフォーカスすべきことに、われわれのユーザーの価値をどのように創造するかということがあるのです。サードパーティのアドネットワークは最高のユーザー体験の創造やイノベーションを犠牲にした上で短期的な収益化に最適化されるかもしれないからです。われわれは、クリエイティブな製品開発を推奨しイノベーティブでない活動を制限していく責任があると信じています。

    ネットワークの維持やスパム対策、ユーザーの問合せ対応、サービスの拡張について、Twitterが全てのコストを負担していることを意識していただくことが重要と考えています。実際に、Twitter社はツイートのストリームに表示されるものに関して問い合わせのメールを受け取るため、サードパーティの有料ツイートによって、膨大なサポートコストが発生しています。これに対して、サードパーティが負担するサポートコストはわずかなものです。

    イノベーションの促進
    Twitterプラットフォーム上でのイノベーションは今が絶好の機会です。透明性を引き続き提供するために、われわれのガイドラインは、以下のものを含んでいます。

    われわれはユーザーが何をツイートしているかを監視することはしません。ユーザーのツイートはユーザー自身のものです。われわれはサードパーティにも、広告を販売したり、特定用途向けのアプリケーションを開発したり、画期的な分析機能を提供したりといったさまざまな機会があると信じています。企業はリアルタイム表示の広告やモバイル広告などTwitterクライアントのタイムラインの周辺に広告を表示していますが、これらの広告によってわれわれの提供する価値が損なわれるとは考えていません。これらは問題ありません。われわれは全てのサードパーティは収益エンジンをタイムラインの周辺に構築していくものと想像しています。こうした収益化に当たって考えられる無数の方法ついて、常にわれわれが関与すべきとは考えていません。

    プラットフォームは進化していきます。アノテーション機能がリリースされると、現在可能な収益モデルに加えて、新しいビジネスチャンスがTwitterプラットフォーム上に多数展開されます。企業や起業家たちはアノテーション機能を利用してわれわれが想像もつかなかったアプリケーションを開発するでしょう。ツイートの中や周辺にさまざまな種類のリッチデータやメタデータを提供する企業も生まれると思われます。金融やエンターテイメントといった特定の分野についてのデータを盛り込めることを特徴としたTwitterクライアントも登場するでしょう。エコシステムにいるメディア企業はリッチタグの可能性を組織化し始めることが可能になります。アノテーション機能による収益機会については、このリンク先にたくさん記載されております(英文記事1英文記事2)。これらを読むことで、この機能のもつパワーや潜在可能性を理解した拡張性のメリットを理解できます。

    われわれはいくつかの会社が既に時間とお金を投資した活動が、新しい利用規約によって禁止されることを理解しています。われわれは、引き続きできるだけ早くにアノテーション機能を市場に提供できるように努力していきます。この機能によって、開発者はどこでも成長していくTwitterプラットフォームの上で革新的な新しいビジネスを構築することができます。

    われわれはTwitterエコシステムに参加している数千以上の企業にとって、目的、重点ポイント、ロードマップの透明性が明確な道筋を示すことを期待しています。 -Dick

    【追記】なお、今回のAPI利用規約の変更は、Twitter社とデジタルガレージの業務提携には何ら影響を与えません。
  • Twitter for iPhone

    2010年5月20日木曜日

    iTunes Appストアを訪れるTwitterユーザーの行動を総合的に分析してみると、Twitter社が提供するアプリケーションを探していたことが明白でした。しかし、われわれがそれを提供できてなかったため、多くのユーザーが混乱しそして諦めていたことが分かりました。当然の成り行きとして、われわれはこのような事態を克服しなければならないと思いました。そして今日から、「Twitter for iPhone」と「Twitter for iPod touch」をiTunes App ストアから無料でダウンロードできるようにしました。LorenLeland、その他のモバイルチームのメンバーが、Twitterから得られる経験を新しく最高のレベルにすべく、アプリケーションに素晴しい改良を施しました。われわれが気にいっているのと同じように、皆さんが気にいってくれることを望んでます。

    何よりも特徴は、Twitterアカウントを持っていない人でもこのアプリケーションを楽しめるということです。ダウンロードすればすぐに、話題のトピックを確認したり、人気のツイートを読んだりできるほか、有名人の検索や自分の近くにいる人が公開しているツイートのチェックなどができるようになります。興味のあることや関係のある情報を探して読めるようにすることに主眼を置いています。しかも、すばやく簡単な新規登録の機能をアプリケーション内に用意しているので、われわれのWebサイトに来なくても新しくアカウントを作ることが可能です。英語と日本語のTwitter for iPhoneを既に公開しており、他言語版も随時増やしていく予定です。

    ぜひTwitter for iPhoneをダウンロードして使ってみてください。
  • すべての携帯電話にTwitterクライアントを

    ソフトバンク モバイルが 2010年夏モデルのほとんどの携帯電話に、Twitterウィジェットをプリインストールすることを発表したことをうれしく思います。発表会では、ソフトバンクの孫さんと一緒に、Twitterでモバイルを担当するKevin Thauがステージに上がりました。そして、CEOのEvan WilliamsもUstreamで参加しました。. 

    携帯電話事業者が、すべての製品ラインナップにTwitterをプリインストールするのは初めてのことなので、とてもわくわくしました。Evanが語ったように、Twitterにとって日本はとても大切な市場で、このところの伸びにも目覚しいものがありました。事実、日本のTwitterユーザーはとても頻繁に、特に公式モバイルサイト(twtr.jp)を使って携帯電話からツイートをしています。ソフトバンクの機種のようにプリインストールされたTwitterクライアントによって、Twitterユーザーの皆さんが日本中、世界中の人々と簡単につながれるようになると信じています。Kevinが語ったように、Twitterにかける孫さんの情熱はとても熱いもので、今回のアナウンスができたことを光栄に思います。

    今回の発表が先駆けとなって、すべての携帯電話にTwitterクライアントが標準搭載されるようなトレンドが日本に生まれることを期待しています。これからの数ヶ月間に日本市場で公式のTwitterクライアントやアプリケーションを搭載した携帯電話が次々に登場し、もっともっと多くの日本のユーザーが、いま何が起こっているかを共有できるようになることを楽しみにしています。